ここ数年、脚光を浴び続けているコンテンツマーケティング。
アメリカでは既に9割以上の企業が実践している手法で、今後マーケティングの主流になるとまで言われています。
日本でも様々な企業、個人が実践し確かな成果を上げています。
Webをビジネスに活用するコーチにとって、コンテンツマーケティングは非常に効果的な手法なので実践しない手はありません。
そこで今回は、コンテンツマーケティングをコーチングビジネスに活かす方法を詳しく解説していきたいと思います。
ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。
1. コンテンツマーケティングの概要
コンテンツマーケティングとは一体何なのでしょうか?
お客様に価値あるコンテンツを提供することで信頼関係を築き、ファンになってもらい、お客様の方から商品|サービスを購入したくなるようにするマーケティング手法。
従来のマーケティングは、売り手目線で売り手の伝えたいメッセージを一方的にお客様に伝えていました。
コンテンツマーケティングは、お客様目線でお客様のニーズに応える情報を提供することでエンゲージメント(信頼関係)の向上を図ります。
単なる訪問者をファンに変えることができれば、こちらが売り込まずともお客様の購買意欲を喚起させることができます。
2. コンテンツとは何か?
コンテンツマーケティングで提供するコンテンツとは具体的にどのようなものなのでしょうか?
コンテンツとは、お客様の知りたい情報や、お客様が探している答えのことです。
コンテンツの表現方法は、文章を中心に、音声、動画など多種多様です。
具体的には、
- ブログ
- メルマガ
- Youtube
- ポッドキャスト
- e-ラーニング
- ウェビナー
などを利用してコンテンツを発信していきます。
例えば、コーチ塾を例に挙げると、 コーチ塾はコーチの支援を行っているので、お客様はコーチということになります。
コーチの知りたい情報とは、一言で言えば、コーチングビジネスを成功させる情報です。
そこで、コーチ塾はコーチングビジネスを成功させるために必要不可欠なコーチングスキル、Webマーケティング、Webライティング、マインドセットなどをコンテンツ化して提供しています。
3. コンテンツマーケティングを導入するメリットは?
コンテンツマーケティングを導入するとどんなメリットがあるのでしょうか?
3-1. 低コストで始められる
コンテンツマーケティングは、基本的にオウンドメディア(自社|個人の運営するメディア)からコンテンツを配信するので、Web広告のように費用をかけずに運営を行うことができます。
具体的には独自ドメインとレンタルサーバー、メルマガスタンドを用意するだけで運営することができます。
3-2. 興味のある人だけが集まる
コンテンツマーケティングは、特定のターゲットに的を絞り、ターゲットのニーズをもとにコンテンツを提供するので、商品|サービスに興味を持ってくれそうな人だけを呼び込みます。
本当に欲しい情報を求める人だけに効率良く訪問してもらい、購買意欲を喚起するような情報設計を行うことができます。
3-3.資産化できる
コンテンツマーケティングは、発信する情報がすべて資産になります。
価値あるコンテンツを更新し続ければ資産は蓄積され、長期に渡って集客し続けることができます。
3-4. 情報が拡散しやすい
コンテンツマーケティングはソーシャルメディアと非常に相性がよく、効果的に活用することで、多くの人に情報を届けることができます。
ユーザーにとって本当に価値あるコンテンツは、ユーザーが率先してソーシャルメディアを通して多くの人にシェアしてくれるので、バズ(口コミ)が起こりやすくなります。
3-5. 長期的な関係性を築くことができる
ユーザーに価値あるコンテンツを提供し続けることで、エンゲージメント(関係性の構築)が強化され、単なる訪問者はファンに変まります。
一度強い信頼関係が結ばれたファンとは、長期的な関係性を築くことができます。
4. コーチにコンテンツマーケティングを推奨する理由
現実問題としてコーチングは売れ難い商品です。
その最大の理由は、コーチングは目に見えない無形の商品のため、お客様がその価値をダイレクトに自分事に落とし込めないからです。
にもかかわらず、世の中の90%以上のコーチはコーチングをそのまま売っています。
加えて彼らが提案するコーチングはどれも圧倒的に魅力さに欠けています。
これではお客様の心に火を付け、コーチングを受けてみたいと思ってもらうことはできません。
お客様にコーチングを受けてみたいと思ってもらうには、まずコーチングがお客様にとって役立つものであることを証明し、その価値を十分に感じてもらうプロセスが必要不可欠です。
コンテンツマーケティングはお客様に価値あるコンテンツを提供することで、興味・関心を惹き、ファンになってもらうマーケティング手法です。
つまり、コンテンツマーケティングを実践すれば、下手なコーチングの説明をするよりも、遥かに効果的にコーチングの魅力をお客様に伝えることができるので、お客様の方からコーチングを受けてみたいと思ってもらえるのです。
コーチがコンテンツマーケティングを導入したの際のフェーズイメージ
5.コーチがコンテンツを提供する真の狙いとは?
コーチがコンテンツマーケティングを行う目的は、お客様にコーチングの価値を理解してもらうことですが、ここで言う「お客様にコーチングの価値を理解してもらう」というのは、コーチングの理論や方法を理解してもらうということではありません。
そんなことは重要なことではありません。
重要なことは、あなたがお客様のお役に立てるということを証明することです。
世の中の90%以上のコーチが犯している過ちは、お客様は「コーチング」を求めているという思い込みを持っていることです。
この思い込みのせいで、彼らは何の疑いもなくコーチングを売ってしまいます。
お客様が本当にコーチングを求めているのなら何も問題はありません。
しかし、お客様は「コーチング」を求めているのでしょうか?
いいえ、お客様が求めているのは、コーチングではなく「自分の得たい結果」を得ることです。
このことを分かりやすく説明した有名な喩えがあります。
「お客様がドリル買うのはドリルが欲しいからではなく、穴を開けたいからである。」
極端な話ですが、お客様は自分の得たい結果が得られるのであれば「方法」など何でも構わないのです。
あなたがプロコーチで結果を出したければ、このことを真摯に受け止めなければなりません。
そして、「方法(=コーチング)」を売ることから、「結果(=お客様の得たい結果)」を売るという考え方に変えなければなりません。
コーチがコンテンツを提供する真の狙いとは、コーチングを「お客様の求めるもの」に変えること、つまり、コーチングを「売れる商品」へと変えることにあります。
6. コンテンツマーケティングを成功させる3つのポイント
コンテンツマーケティングを成功させる鍵は、何と言ってもコンテンツです。
反応率の高いコンテンツを提供するには、「誰に」、「何を」、「どのように」を明確に設定することが必要不可欠です。
コンテンツマーケティングを成功させる3つのポイント
- 「誰に」:特定のターゲットに狙いを定める
- 「何を」:ターゲットのニーズに応える価値あるコンテンツをつくる
- 「どのように」:オウンドメディア(SEOに強いWordpress)でコンテンツを配信する
この3つを正確に設定することさえできれば、コンテンツマーケティングは必ず成功させることができます。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
コンテンツマーケティングがコーチングビジネスに非常に効果的であることがご理解頂けたかと思います。
広告やアフィリエイトを活用せず、ブログで集客を行うコーチにとってコンテンツマーケティングは今や必須です。
コンテンツマーケティングを実践すれば、売り込まずともお客様の方からコーチング受けてみたいと思って頂けます。
コーチのあなたにこそコンテンツマーケティングを実践することを強くお勧め致します。
今回の記事があなたのお役に立てることを願っております。
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