コーチがビジネスを行う上で「メルマガ」を運営することは必須です。
なぜならブログだけでビジネスのすべてを完結させることは不可能だからです。
その理由は、コーチがメルマガを活用するべき8つの理由で詳しく解説していますのでそちらをご覧下さい。
どんなメディアにも共通して言えることですが、そのメディアの特性に合わせたコンテンツメイクをしなければ、読者に良い反応を起こしてもらうことはできません。
そこで今回は、メルマガの特性を活かした読まれるメールのつくり方について詳しく解説したいと思います。
これからメルマガを導入しょうと考えているコーチにも非常に役立つ内容なので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
1. 魅力的なタイトル
あなたのメールが開封されるかされないかは、タイトルで決まると言っても過言ではありません。
読者のメールボックスには毎日大量のメールが届きます。
その中からあなたのメールを開封してもらうには、読者の興味を惹く魅力的な「タイトル」を用意する必要があります。
メールの開封率を上げるタイトルのガイドライン
- ベネフィットが明確である:読むことで得られることが一目で分かる。
- 具体的である:数字を入れる 。(例「たった3ヶ月でクライアントを10倍増やす方法」)
- 緊急性がある:緊急の告知など。(例「本日21時まで、お急ぎ下さい」)
- 秘匿性がある:中身が気になるようにする。(例「選ばれるコーチに共通する□□とは?」)
- 限定性がある:期限|限定を入れる。(例「100名様限定で・・」)
- 希少性がある:希少性を伝える。(例「残り2名になりました」)
- プレゼントがある:プレゼントの告知を入れる。(例「『いいね!』を押して○○をゲット」)
- 無料である:無料で手に入ることを伝える。(例「【無料公開】プロが教える○○術」)
- 目立つようにする:目印をつける。(例「★名前」、「【●●通信】」)
タイトルを設定するポイントは、読者にあなたのメール読む「理由」を明確に伝えることです。
読者目線に立ち、思わず開封したくなるようなタイトルを用意しましょう。
2. パーソナルなアプローチ
メルマガは、読者と一対一のクローズドコミュニケーションを行うことができます。(ブログは一対多数のオープンコミュニケーション)
よって、読者に対してパーソナルなアプローチが可能になるので、読者の一人ひとりと強い信頼関係を築くことができます。
パーソナルなアプローチの一例
読者の名前を入れる
読者の登録名 をメルマガの件名や本文に差し込むことで、個人向けに送られた特別なメールであるという印象を与えます。
例えば、「○○さん、こんにちは」、「○○さんだけに、特別なお知らせがあります」など。
たったこれだけのことですが、みなさんより「あなた」、あなたより「○○さん」の方が、より個人的なメッセージとして受け止められます。
「私」を自分の名前にする
冒頭のあいさつで自分の名前を入れる。
例えば、「こんにちは、○○さん、中井です」など。
また、主語「私」を名前にするのも良いでしょう。
例えば、「~について、私はこう考えています」⇒「~について、中井はこう考えています」など。
親近感を持たせる
本文に入る前に時事ネタを入れて「時」を共有したり、近況報告など身の回りの出来事を紹介するなど、プライベートの一部を共有する。
例えば、「○○さんは昨日のサッカー日本代表の試合は見ましたか?」、「このメールは大阪に向かう新幹線の中で書いています。」など。
3. 自分らしさを伝える
コーチという職業は、コミュニケーションを扱うため、人間性が非常に問われます。
あなたが読者にコーチに選んでもらうには、「あなたらしさ」を知ってもらうことは必要不可欠です。
前述した通り、メルマガはパーソナルなアプローチで読者と信頼関係を築くことができるので、あなたという一人の人間を知ってもらうには格好の場であると言えます。
あなたらしく人間味のあるメッセージを発信し、あなたの人柄や人となりを読者に伝えましょう。
4. シンプルである
メルマガはその特性上、コンテンツを文章だけで構成しなければなりません。(HTMLの場合は、画像や動画の挿入が可能)
多くを伝えようとして情報を詰め込み過ぎてしまうと、文字だけが延々と続く長い文章になってしまいます。
よって、メルマガコンテンツはシンプルで「もっと知りたい」と思わせるくらいのボリュームにするのが良いでしょう。
情報量が多い場合には細分化し、数回に分けて配信するなどの工夫をしましょう。
5. 読みやすさを追求する
メルマガの文章は基本的には読み込むものではなく、流し読みしながら全体を捉えるものです。
回りくどい表現や、難しい言葉を使わないようにすることが重要です。
難しい漢字の場合には、ひらがなに変換して書くと良いでしょう。
接続詞は少なくし、長文にならないようにすっきりした文章を心がけましょう。
読みやすい文章にするコツは、1行の文字数を30文字程度にすること。
改行は文字数にかかわらず、読みやすい位置で行いましょう。
行間は基本的には2~4行書いたら2行程度空けるようにし、話が変わる場合も数行空けるようにすると読みやすくなります。
テクニックとして、読者に考えてもらったり、期待させたり、インパクトを与えたい時などは、10~20行程度空けると効果的です。
6. 解除ボタンを用意する
メールの最後にメルマガ購読を解除できるボタン(メルマガの配信を停止するURL)を必ず設置しておきましょう。
読者にとってメルマガ登録をいつでも解除できることは、心理的に安心感を与えます。
解除する方法は素早く、簡単にできる仕組みを取り入れましょう。
7. メルマガ配信頻度
ザイアンスの効果をご存知でしょうか?
ザイアンスの効果(単純接触効果)
何度も見たり、聞いたりすると、次第に良い感情が起こるようになってくる。たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は好きになっていく。これは、見たり聞いたりすることで作られる潜在記憶が、印象評価に誤って帰属されるという知的流暢性誤帰属説で説明されている。また、潜在学習や概念形成といったはたらきもかかわっているとされる。
図形や、漢字、衣服、味やにおいなど、いろんなものに対して起こる。広告の効果も、単純接触効果によるところが大きい。CMでの露出が多いほど単純接触効果が起きて、よい商品だと思って欲しくなったりするのである。
Wikipedia
つまり、メルマガの配信頻度が多ければ多いほど、読者と接する機会が増えるので、ザイアンスの効果により読者はあなたに好意的になるということです。
しかし、ただメルマガを頻度よく配信すれば読者と信頼関係を築くことができるかと言えば、話はそんな簡単ではありません。
重要なのはメルマガの中身です。
読者と信頼関係を築くことができるのは、読者に価値あるコンテンツを提供し、読者のお役に立つことだけです。
役に立たないコンテンツや、セールスばかりのメールを毎日配信しても、信頼関係を築くことはおろか、メルマガの購読を解除され兼ねません。
よって、メルマガの配信頻度は、コンテンツの質とのバランスを考慮する必要があります。
8. 配信日時
メルマガ配信日時は可能な限り決めておくのが良いでしょう。
読者にとって配信日時を予測できることは、安心感と期待感が得られるので、結果的に読まれやすくなります。
また、発行する側も配信日時を決めておくことでスケジューリングがしやすくなります。
参考までに、メルマガの読まれやすいのは平日で、特に火曜日、続いて金曜日が開封率が高いと言われています。
読まれやすい時間帯は、以下の通りです。
- 8 時頃 :通勤途中
- 12 時頃 :昼休み
- 18 時頃 :帰宅途中
- 21 時頃 :リラックスタイム
上記以外の時間帯もテストを行い、あなたの読者にとって最適な時間帯を選びましょう。
9. ウェルカムメール
ウェルカムメールとは、メルマガを登録して一番最初に送られるメールのことです。
ウェルカムメールはあなたが登録者に与える第一印象となる非常に重要なメールになります。
いかにも自動配信されたメールでは、登録者の心を掴むことはできません。
登録してくれたことに感謝すると共に、今後の関係性を育むためにも、あなたらしいメッセージを送りましょう。
10. メルマガを構成する基本テンプレート
最後にメルマガの基本的な雛形をご紹介します。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したテクニックは、あくまでも読者の期待に応えるコンテンツがあってはじめて効果を発揮するものです。
読者が忙しい時間の合間を縫ってでもあなたのメルマガを読んでくれるのは、あなたのメルマガを読むことにメリットがあるからです。
メルマガ攻略の鍵は、読者目線のメルマガを運営することに尽きます。
自分の商品の売り込みや、アフィリエイトだけのメールでは、読者は一瞬にして離れてしまいます。
読者の役に立つことに徹底的に注力することで、あなたのメルマガは必ず良い反応を得ることができます。
今回の記事があなたのお役に立つことを願っています。
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