突然ですが、あなたの理想とするお客様はどんな人ですか?
目を閉じれば、目の前に一人のお客様がはっきりと思い浮かぶくらいにイメージすることができますか?
もしあなたが、幅広く誰にでも受け入れられるようなターゲット設定をしているとしたら、おそらくあなたは誰にも選ばれることはないでしょう。
なぜなら、「誰にでも受け入れられる」⇒「中途半端なメッセージになる」 ⇒「誰にも共感されなくなる」ということになってしまうからです。
社会の価値観はますます多様化し、お客様の求めるニーズはより細分化されています。
お客様の細かなニーズに応えるためには、特定のお客様に狙いを定め、ドンピシャなメッセージを発信しなければまりません。
そこで今回は、あなたが理想とするお客様だけを引き寄せることができるターゲットの設定方法をご紹介したいと思います。
ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。
1. ペルソナ設定とは?
マーケティングをより効果的に行うためには、ターゲットを明確に設定する必要があります。
どのくらい明確にするかというと、「一人の象徴的な人物像」になるまでターゲットを具体化します。
このことをマーケティングでは、「ペルソナ設定」と言います。
ターゲットとなる典型的なお客様像(ペルソナ)を設定し、ペルソナが満足するような商品|サービスを設計するマーケティング手法。
2. ペルソナ設定をするメリットとは?
ペルソナ設定を行うと、具体的には以下のようなメリットがあります。
コンテンツが制作しやすくなる
人物像を特定することにより、的を絞って情報収集ができるので、お客様のニーズに対してドンピシャなコンテンツを制作することができる。
理想のお客様だけを引き寄せる
ターゲットだけ届くドンピシャなコンテンツを提供できるということは、あなたの提供する情報に関心のあるお客様だけが集まってくるようになる。
マーケティング戦略を立てやすくなる
人物像を具体的にイメージできると、リアルなシュミレーションが行えるので、エッジの効いたマーケティング戦略を立てることができる。
お客様目線に立つことができる
お客様のことを明確にイメージできれば、そのお客様の立場になって、その人ならどう行動するか?どう感じるか?など、お客様目線の考えができるようになる。
お客様の共感を得ることができる
お客様のことを誰よりも深く理解することは、お客様の喜ぶこと、感動すること、あるいは苦労していることなどに対してメッセージを反映させることができるので、お客様の共感が得やすくなる。
3. ペルソナをつくる3ステップ
では実際にペルソナをつくってみましょう。
以下がペルソナをつくる3ステップです。
- ターゲットを決める
- ペルソナ化する
- ペルソナのシナリオを描く
一つずつ詳しく説明します。
3-1. ターゲットを決める
まずはあなたのターゲットとなるお客様を特定します。
あなたがコーチングを提供したいと思う理想的なお客様はどんな人ですか?
ターゲットを特定する上でのチェックポイント
- ターゲットはあなたが本当にコーチしたい人か?
- ターゲットの悩みや問題|願望は、コーチングで解決できるものか?
- ターゲットの悩みや問題|願望は、あなたの強みや専門性を活かせるものか?
- ターゲットの需要(ニーズ)は十分あるか?
- ターゲットはあなたをコーチにつける経済力があるか?
上記のチェックをクリアできれば、あなたのターゲットは決定です。
3-2. ペルソナ化する
ターゲットを特定できたら、それをベースにターゲットをペルソナにします。
ペルソナのプロフィール設定
3-3. ペルソナのシナリオを描く
ここまできたら、1と2をもとに、ペルソナのシナリオを描いていきます。
ペルソナのシナリオを描く際のポイント
- ペルソナはどのようなきっかけでやってきたのか?
- ペルソナはどんな悩みを抱えているのか?
- ペルソナはどんな情報を知りたがっているのか?
- ペルソナはどんな願望やゴールを望んでいるのか?
- ペルソナはどのようにして願望やゴールを達成するのか?
ペルソナの現状からゴールまでのシナリオを描くことで、「何を?」「いつ?」「どこで?」「どのように?」提供すれば効果的なのかを時系列で捉えることができます。
シナリオを作成するには、ペルソナがあなたのコンテンツに興味を持ち、理解し、共感や期待を持ってくれるまでをストーリーにして描くと良いでしょう。
4. ケーススタディ
参考までに、以下がコーチ塾のペルソナ設定の(男性版)です。
年齢:34歳
職業:人材派遣会社 プレイングマネージャー
年収:550万円
家族構成:独身
居住地区:東京
まとめ
さていかがだったでしょうか?
ターゲットを絞ればそれだけお客様が減ってしまうのではないかと考えてしまいがちです。
しかし、ターゲットを絞れば絞るほど、理想のお客様を獲得できるだけではなく、それ以外のお客様も獲得できるようになります。
なぜなら、ターゲットの顕在的ニーズに応えることは、ターゲット以外の潜在的ニーズにも応えられることが往々にしてあるからです。
実際コーチ塾でもペルソナ設定を行い、理想のお客様(=コーチ)だけにターゲットを絞ったマーケティングを実施していますが、結果的にターゲット以外の方々からも良い反応を示して頂いております。
これを機にぜひペルソナ設定を行い、理想のお客様を引き寄せて下さい。
今回の記事があなたのお役に立てることを願っております。
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