もしあなたが、ブログにアクセスを集めたいと思っているなら、キーワードの選定に最大限注力する必要があります。
なぜなら、適切なキーワードを選定しなければ、あなたはブログを読んで欲しい人に元へ届けることができないからです。
キーワードの選定は、ナビに目的地を設定するのと同じです。
ナビに目的地を正しく設定しなければ、いくら走ってもゴールに辿り着くことはできませんよね?
これと同じように、あなたのブログを読んで欲しい人の元へ届けるには、適切なキーワードを選定する必要があるのです。
そこで今回は、SEO(検索エンジン最適化)の知識がないコーチのために、正しいキーワードの選定について詳しく解説したいと思います。
ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
なぜキーワード選定がそんなにも重要なのか?
それは、検索結果にコンテンツを表示させるためです。
あなたのターゲットは検索する際、検索エンジンに調べたいことに関連するキーワードを入力します。
ということは、あなたはターゲットの検索するキーワードを使ってコンテンツを作成しなければ検索結果に表示されないということです。
さらに、コンテンツはただ検索結果に表示されれば良いというわけではなく、検索結果の上位に表示されなければアクセスを集めることはできません。
なぜなら、検索ユーザーのほとんどが、検索結果の1ページ目のトップに表示されるサイトにアクセスするからです。
以下は、検索順位別のクリック率(CTR)を表したものです
Google検索での順位 | CTR |
1位 | 31.24% |
2位 | 14.04% |
3位 | 9.85% |
4位 | 6.97% |
5位 | 5.50% |
6~10位 | 3.73% |
(※Web担当者Forumより引用)
上図を見ると分かるように、検索順位が上位ほどクリック率は上がります。
このように、検索上位に表示させなければ、あなたはブログに多くのアクセスを集めることができないのです。
ではどのようなキーワードを選定すれば、検索上位に表示させることができるのか?
それは、以下の4つのステップを踏むことで、検索上位に表示される適切なキーワードを選定することができます。
キーワード選定の4つのステップ
ステップ1:ターゲットに関連するキーワードを洗い出す
ステップ2:月間平均検索ボリュームを調べる
ステップ3:競合サイトを調査する
ステップ4:キーワードを選定する
では、ステップ1から詳しく解説していきます。
ステップ1:ターゲットに関連するキーワードを洗い出す
まずはあなたのターゲットに関連するキーワードを徹底的に洗い出しましょう。
ターゲットの検索意図を考える
ターゲットに関連するキーワードを洗い出すには、ターゲットの検索意図を明確にする必要があります。
あなたのターゲットは一体何を得るために検索するのでしょうか?
- ターゲットの知りたい情報は何なのか?
- ターゲットはそれをどんなキーワードを使って検索するのか?
- 専門用語を知らない人は、どのようなキーワードを使って検索するだろうか?
など、ターゲットの立場に立って考えてみましょう。
ターゲットの知りたい情報について詳しく知りたい方は、 お客様のニーズとライバルコーチを効率良くリサーチできる方法 がお役に立ちます。
ツールを使ってキーワードを調査する
ある程度ターゲットの視点を理解できたら、次はツールを使ってキーワードを調べていきます。
GoogleAdWords キーワードプランナー
キーワードプランナーは、Google が提供しているキーワードツールです。
GoogleAdWordsのユーザー向け(広告出稿者向け)サービスですが、アカウントを取得すれば誰でも無料で利用することができます。
キーワードプランナーは、キーワードの検索数、競合性、広告単価を知ることができる非常に便利なツールです。
キーワードプランナーの登録について知りたい方は、コーチのためのキーワードプランナーの登録手順を図解で解説がお役に立ちます。
キーワードプランナーの使い方について知りたい方は、コーチのブログ集客に必須のキーワードプランナーの使い方がお役に立ちます。
キーワードプランナーを使ってターゲットに関連するキーワードを調べる手順は以下の通りです。
1. キーワードプランナーにログインし、「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」をクリックする。
2. 赤枠にキーワードを入力し、候補を取得をクリックします。
ここでは例として「バイク」というキーワードを入力します。
3.以下のように 関連キーワードの一覧が表示されます。
4. さらに、この関連キーワードをキーワードプランナーで検索すると、よりユーザーの検索意図が読み取れる複合キーワードが取得できます。
ここでは例として、関連キーワードの中から「ホンダ バイク」を選択して候補を取得します。
ステップ2:月間平均検索ボリュームを調べる
ステップ1でターゲットに関連するキーワード及び複合キーワードを洗い出したら、それらの月間平均検索ボリュームを調べます。
「月間検索ボリューム」とは、キーワードの月間検索数のことで、要はそのキーワードが月平均で何回検索されたかを表したものです。
この月間平均検索ボリュームから何を読み取るかと言うこと、検索上位表示を狙えるキーワードを見つけます。
キーワードには検索ボリュームを基準に以下の3つに分類されます。
- ビッグキーワード
- ミドルキーワード
- スモールキーワード
ビッグキーワード
1語で表すキーワードです。
先ほどの例で言うと、「バイク」がそれにあたります。
月間平均検索ボリュームが大きいので、上位表示できると多くのアクセス数を獲得することができます。
但し、競争率が高いので、検索上位表示させることはかなり難しいキーワードです。
ターゲットが広く、漠然としたキーワードのため、コンバージョン率は低い傾向にあります。
ビッグキーワードの月間平均検索ボリュームの目安は1万以上です。
ミドルキーワード
キーワードを2~3語組み合わせたフレーズで、対象が具体的になったキーワードです。
先ほどの例で言うと、「ホンダ バイク」がそれにあたります。
ビックキーワードよりも月間平均検索ボリュームが小さく、競争率も低くなるので、頑張れば検索上位表示は十分狙えるキーワードになります。
ターゲットが絞り込まれ、ある程度具体的なキーワードなので、コンバージョン率もそこそこ見込めます。
ミドルキーワードの月間平均検索ボリュームの目安は1000~1万未満です。
スモールキーワード
キーワードを3語以上組み合わせたフレーズで、対象がミドルキーワードよりもさらに具体的になった複合キーワードです。
先ほどの例で言うと、「ホンダ バイク 試乗」ということになります。
月間平均検索ボリュームが非常に小さいため、競争率が低く、比較的簡単に検索上位させることができます。
但し、検索ボリュームが非常に小さいので、アクセス数も少なくなります。
ターゲットが限定され、ユーザーの検索意図も明確になるので、コンバージョン率は高い傾向にあります。
スモールキーワードの月間平均検索ボリュームの目安は1000未満です。
以下は、3つのキーワードの月間平均検索ボリュームと検索上位表示の関係性を分かりやすく図解にしたものです。
ここまでの説明で分かるように、検索上位表示を狙えるのはスモールキーワードです。
スモールキーワードは月間平均検索ボリュームが小さいという問題がありますが、これはコンテンツを量産することで解決することができます。
要は、1つのコンテンツから多くのアクセスは得られなくても、検索上位表示できるコンテンツをたくさん公開すれば、サイト全体を強化することができるということです。
そして、サイトが順調に強化されると、ミドルキーワード、ビッグキーワードでコンテンツを最適化しても検索上位表示を狙えるようになります。
サイト立ち上げ当初やブログ集客の初心者は、たとえ少なくても確実にアクセスを獲得できるスモールキーワードでコンテンツを作成することが重要です。
ステップ3:競合サイトを調査する
検索上位を狙えるキーワードをリストアップしたら、次はそれらを実際に検索してみましょう。
検索上位に表示される競合サイトがどのようなキーワード対策を行っているのか調査します。
競合サイトを調査するポイント
- ページタイトルに狙っているキーワードが含まれてい
- 説明文にキーワードが含まれている
- 本文の冒頭(200文字以内)にキーワードが入っている
- 内部リンクが適切に設置されている
- 大手の企業や団体のサイトが多い
- コンテンツの情報量が豊富である
上記が当てはまるサイトが多い場合は、そのキーワードの競合は強いということになります。
つまり、そのキーワードであなたが検索上位表示させることは難しいということです。
あなたが確実に検索上位表示させるためには、競合が強いキーワードは避け、できる限り競合が弱いキーワードを探すことが必須です。
とは言っても、自分の力で競合度を調査してもなかなか分かりづらいのが実際のところです。
そこで、競合度を簡単に調査できるツールをご紹介します。
rishirikonbu.jp
rishirikonbu.jpが無料で提供している「SEO難易度チェックツール」は、キーワードの検索上位の難易度を0~100の値で示してくれるツールです。
例えば、「コーチング」というキーワードを入力すると以下のように表示されます。
難易度は、数値がが高いほど検索上位が難しいことを示します。
- SEO難易度~30:トップページに入りまでの目安は3ヵ月
- SEO難易度~60:トップページ入りまでの目安は半年以上
- SEO難易度60~:トップページ入りまでの目安は1年以上
SEO難易度チェックツールは、簡単に難易度を数値で評価してくれる大変便利なツールですが、示された値は100%ではありませんので、あくまでも目安として活用すると良いでしょう。
MozBar
MozBarは、Google Chromeに追加できるアドオンで、競合サイトの被リンク数、オーソリティを調べることができるツールです。
インストール後、ツールバーのアイコンをクリックすればすぐに利用できます。
例えば、「海外留学」というキーワードで検索してみると、以下のように表示されます。
各ページの「ページオーソリティ」、「被リンク数」、「ドメインオーソリティ」が数値化されて表示されます。
ページオーソリティを調べる(PA)
ページオーソリティは、ページ単位のオーソリティ(権威性)を数値化したもので、検索結果におけるページの強さを示しています。
もし競合サイトのページオーソリティが高ければ、そのキーワードで検索上位させることは難しいということです。
被リンク数を調べる
被リンク数は、検索上位表示するための最も重要な要素です。
もし競合サイトの被リンク数が多ければ、そのサイトは評価の高いサイトということなので、非常に手強いことが分かります。
ドメインオーソリティを調べる(DA)
ドメインオーソリティは、ドメインに対するオーソリティ(権威性)を数値化したもので、検索結果におけるそのドメインの全体の強さを示しています。
ドメインオーソリティの高いサイトは、検索上位に表示されやすいと言われているので、DAが高く、PAも高いサイトは非常に強いサイトであるということになります。
ステップ4:キーワードを選定する
ここまでくれば、検索上位を狙えるキーワードは見つかったはずです。
後はそのキーワードを使ってコンテンツを作成するだけです。
コンテンツは検索キーワードに対する「答え」であるということをしっかり意識し、ターゲットの検索意図に応えるコンテンツをつくりましょう。
また、コンテンツを検索上位に表示させるためには、キーワードを適切に使用しましょう。
検索上位に表示できるコンテンツをつくるチェックポイント
- ターゲットの検索意図を想定したキーワードを選んでいるか?
- キーワードの月間平均検索ボリュームは十分にあるか?
- キーワードの競合性は低いか?
- キーワードをタイトルの冒頭に配置しているか?
- 説明文にキーワードを含めているか?
- 本文の冒頭(200文字以内)にキーワードが入っているか?
- 内部リンクを適切に設置しているか?
- コンテンツの情報量は豊富か?
- コンテンツを読んだターゲットは満足するか?
以上の項目をすべてクリアできれば、検索上位に表示できるコンテンツは完成します。
ターゲットが満足するコンテンツのつくり方に知りたい方は、コーチがブログでクライアントを獲得するための10の仕掛けがお役に立ちます。
まとめ
さていかがだったでしょうか?
ブログで集客を行うコーチにとって、キーワードの選定は何よりも重要です。
あなたのブログが読まれるか読まれないは、検索上位表示できるか否かで決まります。
つまり、キーワードの選定が、あなたのコーチングビジネスの成果を決定づけると言っても過言ではないということです。
もしあなたがこれまで何となくキーワードを選び、思うような成果を得られていないなら、今回ご紹介したステップを実践し、戦略的にキーワードを選んで下さい。
そうすれば、あなたのブログに多くのアクセスが集まるようになります。
今回の記事があなたのお役に立てることを願っております。
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