あなたは疑問に思ったことはありませんか?
世の中の90%以上のコーチがクライアントを獲得できずに苦しんでいるのに、なぜトップ10%のコーチは新規及びリピートしてくれるクライアントが絶えずいるのか。
もしその答えを知ることができれば、あなたもクライアントを獲得できるかも知れません。
手前味噌で恐縮ですが、私も常にクライアントに恵まれているコーチの一人です。
そこで今回は、私を例に挙げ、客観的視点及びクライアントから頂いたフィードバックをもとに、私がクライアントを獲得し続ける理由に迫っていきたいと思います。
あくまでも私の例に過ぎませんが、あなたにも参考になることがあると思います。
ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
1. バズを起こしているから
我々コーチがブランディングを行う上で、自分がいかに優秀な人間であるかをお客様にアピールすることは必要不可欠です。
しかし、それが自己顕示と見なされてしまうと、お客様はあなたの評価を下げてしまいます。
自己PRと自己顕示は似て非なるものです。
その違いは、自己PRは自分が相手にとって役に立てるということを示すこと。
自己顕示は自慢や虚勢を張ることで優越感に浸ること。
前者はお客様から好感を得ることができ、後者はお客様に不快感を与えます。
SNSの普及で誰もが手軽に自分を表現できるようになりましたが、そのほとんどが自己顕示です。
人間誰しも自分の存在を認めてもらいたいという欲求を持っていますが、自己顕示は他人の反感を買うので注意が必要です。
私はブランディング活動において、自己顕示は行わず、バズを起こすことに努めています。
バズとは一言で言うと、口コミを意味するマーケティング手法で、お客様が私の価値を周りに広めてくれることです。
バズを起こせば、「私は素晴らしいコーチです!」と自ら主張しなくても、「あのコーチは本当に素晴らしいです!」と、こちらから頼まずともお客様の方から率先してあなたの評判を上げてくれるようになります。
もしあなたがブランディングを成功させたければ、お客様に対して徹底的に価値を与え、揺るぎない信頼関係を築くことです。
お客様をファンにすることができれば、あなたは何もしなくても自然とバズが生まれ、あなたの価値はどんどん高まっていきます。
2. クレイジーだから
私はクライアントや同業者のコーチから、「あなたは他のコーチとはまるで違う」というフィードバックを頂きます。
例えば、プロコーチとしてのスタンス、ビジネスの取り組み方、見た目、言動、ものの見方|捉え方など、挙げればキリがありません。
この「他との違い」は、意識的に行っているものと、無意識に行っているものとがあるのですが、いずれにせよ、私は「他との違い」によって差別化され、注目を集めていることは確かです。
そのことを踏まえてあなたに伝えたいことは、クレイジーであることを恐れてはいけないということです。
あなたは周りのコーチを見て、「みんなやっているから私もそうしょう・・」と、定型にはまってはいないだろうか?
あるいは、「こんなこと言ったら、批判されるかも知れない・・」と自分の真意を殺してはいないだろうか?
無難な選択を選んでいると、あなたは永遠にその他大勢の中に埋もれたままです。
あなたに実力があったとしても、その存在をお客様に見つけてもらえなければ、実力はないも同然です。
逆に実力がまだ不十分だとしても、存在を際立たせることで、実力以上の反応を得ることができます。
もしあなたがその他大勢から抜きに出た存在になりたければ、クレイジーになる勇気を持ちましょう。
3. 稼ぐことにこだわっているから
私がまだプロコーチとして駆け出しの頃、メンターから言われたことがあります。
「徹底的に結果にこだわりなさい!」
私はそのことを胸に刻み、ここまで結果にこだわってコーチングビジネスを行ってきました。
そのおかげで私はプロコーチとして成果を生み出し続けることができています。
そして、今度は私があなたにそのことを伝えたいと思います。
プロの世界は結果がすべてです。
結果を出せなければプロ失格です。
結果を出せるということは、お客様からコーチに選んでもらえるということ。
つまり、お客様にお金を頂けるだけの価値を提供できているという証です。
キレイごとや理想論に酔っているだけでは結果は出せません。
もしあなたがプロコーチで生きていくなら、結果、つまり稼ぐことに徹底的にこだわって下さい。
稼ぐことにこだわるということは、お客様に提供する価値を追求するプロとしての本分です。
4. ベストなメンターがいるから
プロコーチで成功するための最も効果的な方法は何ですか?と尋ねられたら、私は必ずこう答えるでしょう。
「あなたに合うベストなメンターを見つけなさい!」
コーチに限らず、ビジネスや人生で大きな成果を上げている人には必ずメンターがついています。
もしあなたが自分に合うベストなメンターを見つけることができれば、あなたは理想の状態を手に入れたも同然です。
それほどメンターには多大な影響力があります。
但し、メンター選びを間違えてしまうと、あなたはビジネスや人生を大きく狂わせてしまうので注意が必要です。
メンター選びのポイントは、モデルとなる人をメンターに選んではいけないということです。
モデルとメンターの決定的な違いは、モデルは本人だから成果を出せる、メンターはあなたに成果をもたらすことができる。
ここを間違える人が非常に多いため、メンターがいるのに成果を上げられないという事態に陥るのです。
そして、もう一つのポイントは、コーチだからといって、必ずしもコーチをメンターに選ぶ必要はないということです。
あなたが必要としている情報を持ち、成果を生み出せるように正しく指導してくれる人をメンターに選びましょう。
場合によっては、専門分野に合わせて複数のメンターを持つのも良いでしょう。
5. 伝える技術があるから
世の中の90%以上のコーチがクライアントを獲得できないのは、「伝える技術」がないからです。
コーチングビジネスは、とりわけ伝える技術が必要な世界です。
なぜなら、「コーチング」が目に見えない無形の商品だからです。
目に見えない価値をお客様に適切に伝えるのは容易なことではありません。
あなたは自分の伝えたいことだけを一方的にお客様に伝えてはいないだろうか?
お客様を蔑ろにしていては、お客様から良い反応を得ることはできません。
お客様から良い反応を得るには、お客様の立場になって物事を伝えなけれなりません。
以下は、お客様から良い反応を得られる伝え方の手順です。
- お客様を明確にする
- お客様が求めていることを理解する
- お客様の言葉でを伝える
上記の3つを押させるだけで、お客様の反応は劇的に良くなります。
ぜひ実践してみて下さい。
6. 素直だから
私は人が成長する上で最も重要な要素は素直さであると考えています。
なぜなら、素直さは成長に欠かせない「学ぶ」という姿勢を生み出すからです。
私自身にも言えることですが、人をサポートしていて強く感じるのは、人が素直な状態にある時の成長のスピードは計り知れないものがあります。
それは、素直さがより多くの行動力を生み、たくさんの経験を積むことができるからでしょう。
もちろん行動すればそれだけたくさんの失敗も経験します。
しかし、失敗とは短期的に見るとマイナスなのかもしれませんが、長期的に見ると失敗こそがあなたの成長のプラスとなります。
あなたは自分の頑なさに縛られてはいないだろうか?
それは、せっかくの成長のチャンスを自ら放棄することになります。
素直になることを心掛けましょう。
そうすれば、あなたに必要なモノ・コト・ヒトは自然とあなたの元に集まってきます。
7. コーチにこだわり、「コーチ」にこだわっていないから
私はコーチであることにこだわるために、「コーチ」であることにこだわることをやめました。
矛盾していると思うかも知れませんが、これがコーチングビジネスで成功する究極の選択です。
現在コーチングビジネスの世界には二種類のコーチが存在します。
一つは先発組である、コーチングの創成期・成長期からコーチングに携わっているベテランコーチ。
もう一つは後発組である、コーチングが安定期に入ってからコーチになった人。
どの世界にも共通することですが、後発組は先発組と同じことをしても勝ち目はありません。
後発組の私がコーチングビジネスの世界で勝ち抜くには、先発組には生み出せない斬新なアイデアと、それをカタチにするためのロジックが必要でした。
そこで私は、従来のコーチにある固定概念や固定観念を片っ端から疑い、これからの時代にマッチした新しいコーチングビジネスの概念を作り出しました。
ただ勘違いしてもらいたくないのは、私は決してコーチとしてのプライドや本分を捨てたわけではないということです。
自分の理想の状態を得るために、柔軟に活路を見出す姿勢は、むしろコーチの真骨頂です。
ただコーチングができれば何とかビジネスになるのは、先発組の中でも一部のコーチだけに許された特権です。
後発組がコーチングビジネスの世界で勝ち抜くためには、独自のビジネスモデルを構築することが絶対条件です。
8. 批判されているから
先述しているように、私は正統派のコーチとは一線を画しているため、批判されることも多々あります。
「批判されることは怖くないですか?」と訊ねられたら、正直怖くはありません。
むしろ光栄に思います。
なぜなら、批判は捉え方次第では私の力を証明していることになるからです。
批判されることを恐れて、自分の力にブレーキをかけることの方がよほど怖いことです。
そもそも私はなぜ批判されるのでしょうか?
それは、彼らが恐れているからです。
何に恐れているのかと言うと、彼らの中にある価値観や信念が揺らいでしまうことにです。
人は自分の価値観や信念が強固な内は、違いや変化に対してびくともしませんが、自分の価値観や信念を根底から覆すほどのインパクトのあるものに出会うと、恐れを感じます。
そして、その恐れから自分の価値観や信念を守るための手段として、否定や批判を行うわけです。
もしあなたが自分の主張に対して揺るぎない自信を持っているのなら、批判を恐れずどんどん発信して下さい。
あなたの主張が本当に正しいということを証明できれば、批判は「共感」に変わり、共感はやがて「尊敬」となり、尊敬を突き抜けると、人はあなたの「ファン」になってくれます。
まとめ
さていかがだったでしょうか?
コーチが安定的にクライアントを獲得し続けるのは容易なことではありません。
いつまでも古いやり方に依存していてはいけませんし、周りと同じことをやっていてもいけません。
不要なプライドを捨て、孤独や批判を恐れず、あなたにしかできないやり方で、お客様のお役に立てる方法を確立して下さい。
今回の記事があなたのお役に立てることを願っています。
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