コーチングを上達したいと願うコーチは本当にたくさんいます。
資格を取得しても自分のコーチングに自信を持てない人の方がほとんどです。
私の元には「どうすればコーチングが上達できますか?」という問い合わせがたくさん来ます。
私自身も数年前、コーチングを学び始めた時は、自分のコーチングに自信が持てずに悩んでいたので、その気持ちは痛いほど理解できます。
そこで今回は、コーチングが上達する効果的な方法をお教えしようと思います。
これさえ読めば、あなたのコーチングは格段に上達するので、ぜひ実践してみて下さい。
あなたのコーチングが上達しない根本的な原因
私は、「どうすればコーチングが上達するのですか?」という質問をされる度に決まってこう答えるようにしています。
「あなたはどうなれば自分のコーチングに自信を持つことができるのですか?」
ほとんどの人はこう答えます。
「コーチングスキルを使いこなせるようなったらです!」
どうです?
もっともな答えだとあなたは思いますか?
でも、この答え出している間は、あなたのコーチングは上達しません。
なぜなら、この答えの主役は「あなた」だからです。
コーチングは誰のために行うのですか?
コーチングはあなたの自己満足のために行うわけではありません。
コーチングはクライアントのために行います。
コーチングをクライアント主体ではなく、自分主体でやっている間はいつまで経って上達しません。
コーチングを上達させたければコーチングスキルは使うな!
コーチングを上達させたいなら、まず「コーチングスキルを使わなければ・・」というコーチの欲求を一旦横に置いて、目の前のクライアントにただ全力で集中して下さい。
いいですか、ただ相手に集中するだけですよ。
コーチングスキルは使わないのです。
そんなのコーチングじゃない!と、あなたは思うかも知れませんが、私を信じてやってみて下さい。
これで何が分かるのかというと、これまでのあなたのコーチングがいかに上辺だけで行っていたかということです。
もう少し正確に言うと、あなたがこれまで相手の話を上辺だけで聴いていたということを痛感します。
相手の話に真剣に耳を傾けるということがどれだけ難しく、どれだけ重要なことなのかを身をもって分かるはずです。
コーチング初心者は、とにかく能動的にコーチングスキルを使わなければならないという観念に囚われ過ぎています。
しかし、コーチングスキルは、まず相手の話をしっかり聴いて、相手を理解しなければ適切に使うことはできません。
そもそも、コーチは相手の話を聴くために傾聴スキルを使います。
傾聴スキルはイメージとして受動的であると感じているかも知れませんが、傾聴スキルこそ最も能動的なコーチングスキルと言えます。
なぜなら、傾聴スキルは「アクティブリスニング」とも呼ばれ、目的と意図をもって積極的に相手の話を聴く技術だからです。
正しい傾聴を行えるようになれば、自ずと他のコーチングスキルも適切に使えるようになっていきます。
まずは下手なコーチングスキルの乱用を控え、ただ相手の話に集中することだけに注力して下さい。
コーチングが嫌いになるまで何度も失敗し、何度も恥をかけ!
コーチングを上達させたいと願いながら上達できない人に共通することが何だか分かりますか?
それは、圧倒的な実践の経験値不足です。
コーチングを上達させるには、一もなく二もなく実践が必要であることは言う間でもありません。
しかし、多くの人はコーチングの実践を積み重ねていません。
それはなぜか?
- コーチングを行う相手がいない
- 失敗するのが怖い
- 恥をかきたくない
- 自分の力不足を知るのが怖い
などが挙げられます。
しかし、コーチングを上達させるには、実践で何度も失敗し、恥をかき、自分の力量を知らなければなりません。
優秀なコーチに共通することが何だか知っていますか?
実は、優秀なコーチほど、実践を繰り返す中で、何度も失敗し、何度も恥をかき、コーチングが嫌いになって、もうコーチングはやりたくない、コーチになんかならないという壁にぶち当たっています。
私もコーチングを学んでいる時は、毎日毎日コーチング漬けで、何度も失敗し、何度も恥をかいて、コーチングが嫌いになりましたし、コーチになることを諦めようと思ったことも何度もありました。
もしあなたに優秀なメンターコーチがついているなら、聞いてみれば皆そうだと答えるはずです。
あなたの尊敬するメンターコーチでさえ、何度も何度も実践を繰り返して今があるのですから、初心者のあなたが失敗だの、恥など言っている場合ではありません。
コーチングが嫌になるくらい何度も何度も実践を積み重ねて下さい。
もしコーチングを実践する相手が周りにいない場合は、ネットやSNSなどで探せば必ず見つかるはずです。
もしそれでも見つけることができなかったらこちらからご連絡下さい。
私がお相手致します。(日時等ご希望に添えないことがございます。予めご了承下さい。)
コーチングを上達させたいならコーチングする相手を選べ
コーチングを上達させるには、ただ実践を積み重ねるだけでは不十分です。
なぜなら、あなたのコーチングを上達させるには、客観的な視点が必要になるからです。
おそらく、あなたがコーチングを実践する相手は身内や知り合い、コーチ仲間になると思います。
それらにあなたのコーチングのフィードバックを求めても、効果的なフィードバックをもらえることは少ないでしょう。
なぜなら、相手は当たり障りのないフィードバックしかくれないからです。
しかし、あなたがコーチングを上達させるために必要なのは、率直なフィードバックです。
つまり、良い点ばかりではなく、改善点や弱点にも光を当ててくれるようなフィードバックでなければあなたにとって効果はありません。
このことからも、あなたのコーチングを上達させるには、効果的なフィードバックをくれる人を相手にコーチングを実施する必要があるということです。
そこで、あなたもコーチですから自分にメンターコーチがついているはずなので、メンターコーチを相手にコーチングを実施して、フィードバックをもらって下さい。
メンターコーチなら、あなたにとって効果的なフィードバックをくれるはずです。
もしメンターコーチがいない場合は、今すぐあなたに合うメンターコーチを見つけてフィードバックを受けられる環境をつくって下さい。
100人にコーチングを行っても意味はない?
もしあなたが、プロコーチを目指しているのなら、単に実践練習を積み重ねるだけではプロとしての実力は身に付きません。
なぜなら、実践練習はどれだけ真剣に取り組んだとしても、これは無料である、練習であるという甘えや逃げ道がそこにはあるからです。
だから、100人を相手にコーチングの実践練習をし、満を持してプロになっても、自分のコーチングに自信を持てない人が多いのです。
あなたがプロとしての実力を身に付けたいなら、プロになる前に必ず有料コーチングの経験を積んで下さい。
まずは1000円、いや500円でも構いません。
有料コーチングを行えば、無料コーチングでは絶対に得られないプロとしての責任と自覚を養うことができます。
さらに、プロとしての実力を身に付ける上でおすすめな方法があります。
それは、今後あなたが設定するコーチングフィーと同じ、もしくはそれ以上の料金でコーチングを提供しているコーチを自分につけることです。
自分が今後提供するコーチングがどれほどの価値があるのかを自ら身をもって体感することで色んな事を学ぶことができます。
まとめ
さていかがだったでしょうか?
コーチングを上達させるには、失敗や恥を恐れず、実践を繰り返す以外にありません。
初心者の方は、まず相手に話に真剣に耳を傾け、相手主体のコーチングを行うことに注力して下さい。
プロ志望の方は、ワンコインでも良いので有料コーチングを行い、プロとしての自覚と責任を養って下さい。
これであなたのコーチングは必ず上達します。
ぜひ試してみて下さい。
今回の記事があなたのお役に立てることを願っております。
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